みまもりふぅーにゃん

みまもりふぅーにゃん はじめてのタブレット

シンプルなアプリで自己理解

Society5.0時代に生きる子どもたちだからこそ、「自己指導能力」がいままで以上に求められます。「自己指導能力とは、ひとり一人の児童生徒の健全な成長を促し、児童生徒自らの現在及び将来における自己実現を図っていくための能力です。みまもりふぅーにゃんは、自分の今の気分を色で表現することのできる簡単なアプリですが、気分を色で内省する経験を通して自己理解を深めていくことができます。まわりの大人は、子どもたちの変化をやさしく見守っていきます。


気軽に、楽しく、タブレットに慣れ親しむ

GIGAスクール構想により、急ピッチでひとり1台のタブレットが導入されるようになります。ですが、すべての先生が早急にICT機器に慣れ親しむことはなかなか難しいと考えられます。そこで、複雑な機能がたくさん備わっているアプリではなく、気軽に、簡単に、楽しく活用することのできる「みまもりふぅーにゃん」は、はじめてタブレットを活用するスタートアップにぴったりの道具です。

◆今の気分を色で表現
子どもたちは、「今の気分」を12色の水彩タッチのカラーで選択することができます。色を選択すると、その日のスタンプカードの背景が選択した色で塗りつぶされます。カラー選択は1日につき1回となります。


◆ひとこと日記を書いてスタンプゲット
日記は書くことによりいろいろなメリットがあるといわれています。その一つが、感情の浄化作用です。自分のことを内省し、自己理解を深めるトレーニングをすることができます。継続するための楽しい工夫も取り入れています。


◆先生は子どもたちの様子をみまもる
みまもりふぅーにゃんは、子どもたちが主体的に自己内省することを促していく道具です。自分の今の気持ちを色で表現したり、ひとこと日記を書いていくことで、自然と自己内省を経験していきます。先生やまわりの大人は、その成長を一緒にやさしく見守っていくことができます。


監修者のコメント 千葉大学教育学部 磯邉聡 准教授

 「みまもりふーにゃん」は、今の気分を12色のパステルカラーの中から選ぶことでカレンダーをカラフルにデコレーションしていくという楽しみも備えたシンプルなアプリです。
 このアプリにはいくつかの役割があります。まず、使用するユーザーにとってはタブレットやICT機器に慣れ親しむという「スタートアップ」の役割が期待されます。子どもや高齢者の方々にとって色を選ぶだけというシンプルな操作性やインターフェースはまさにICT機器の入門としてぴったりです。いっぽう、保護者や教職員、そしてスタッフのみなさまにとってはユーザーの現在の状態や経時的な変化に気付くための一つのツールとしての役割が期待されます。
 ここで、気持ちを色で表現することについて心理学的に解説したいと思います。
 「今の気分」を色で表すという作業は、自らの気持ちを内省する経験となります。内省は自己理解を深めるだけでなく、情緒的な安定にもつながる大切な作業です。
 また、気持ちを言葉ではなく色というより抽象度の高いものに置き換えて表現することを通じて心の象徴機能の発達が促されることも期待できます。


  •  いっぽう、色という視覚刺激は言語を介さず直接私たちの心や脳、そして感情に働きかけます。時として、不安を喚起したり退行現象を引き起こす危険性があることにも注意が必要です。本アプリでは、色の混濁を避けるとともに、パステル調で統一することでユーザーの不必要な退行を避け、安全を確保するための配慮がなされています。
     さらに表示される色の位置はランダマイズされ、いつも同じ位置にある色を機械的に選ぶという現象を避けるような工夫もなされています。
     最後に、「みまもりふーにゃん」の使い方のヒントをいくつか述べたいと思います。
     ユーザーのみなさまにはまずこのアプリを純粋に楽しんで欲しいと思います。そしてICT機器になじむとともに、自らの気持ちを問いかけるという体験をしてください。
     特定の色に固有の心理学的な意味があるわけではありません。保護者や教職員等のみなさまには画一的な解釈や分析をするのではなく、選ばれた色をそのまま受け取るとともに、そのユーザーにとっての意味づけや変化に注目して欲しいと思います。そして得られた気付きを大切にし、その人の世界に寄り添い、味わってみてください。
     「みまもりふーにゃん」は、シンプルであるがゆえにさまざまな利用が期待できます。ぜひ自由な発想でご活用いただければ幸いです。

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