ひろがれ言の葉は、多様な類語に触れることにより、語彙力を身につけていく発展的な語彙学習ツールです。
約2万語の類語を搭載したオリジナル類語辞書により、文章中の言葉の類語を瞬時に提示します。
青空文庫などの文学作品から自分の作文まであらゆる文章の類語検索が可能となります。

文学作品で使われている言葉に触れる

その言葉の意味を探求する

青空文庫などのライブラリにある文学作品を教材とし、そこで使われている言葉を他の類語表現に置き換え表現の多様性を学ぶことができます。なぜその言葉が使われたのかを考え探求することにより、いままでは読み飛ばしていた言葉に深い意味が込められていることを発見します。

作文で使っている表現を磨く

自分の言葉を増やしていく

自分の作文などをテキストエリアに貼り付けることにより、自分の書いた文章の類語を検索することができます。表示された類語から自分の文章にふさわしい言葉を吟味し表現の幅を広げていくことができます。ひとつの言葉に複数の意味があること、意味ごとに類語が異なることなどに気づき、語彙力が自然と身についていきます。

ハイブリッドなオリジナル辞書を活用

基本表現と現代表現を取り入れた辞書

ひろがれ言の葉で使用しているオリジナル類語辞書は、小・中学生が習得すべき基本表現をベースに、書籍・メディア等で使われる現代表現や子どもたちの日常表現を加え、多様な表現をシミュレーションできるようになっています。1つの言葉が複数の意味を持っている場合は、それぞれの意味ごとに最大5個の類語を提示しています。

活用事例

千葉大学教育学部附属中学校で行われたひろがれ言の葉の活用の様子を動画で紹介しています。

監修者からのメッセージ 千葉大学教育学部 藤川大祐教授

文章を読む際に、なぜある語が使われていて、別の似た意味の言葉が使われていないのかを意識することは重要なことです。文学作品を深く読んでいくと、ある語が使われている必然性が腑に落ちるようなことがあります。
また、文章を書く際に、いくつか考えられる同様の意味の語を比較検討し、その中から適切な語を選択することも非常に重要です。同じような意味の語でも、文脈に合うかどうか、あるいは伝えたい内容を効果的に伝えるかが異なってきます。
英語圏などでは、類義語辞書が使われる機会が多く、ある語を類義語と比較して文章を読んだり書いたりすることが多いようです。しかし、日本では国語の時間に類義語辞書を使用する機会は少なく、国語辞典で類義語を調べる機会も多いとは言えませんでした。
「ひろがれ言の葉」は、どんな文章を入れても、コンピュータが自動的に文章内の語を解析し、内蔵の類義語辞書にある語については自動的に類義語を表示できるようにするソフトウェアです。また、授業者があらかじめ特定の語に類義語を登録し、表示できるようにすることもできます。
この「ひろがれ言の葉」によって、文章の文脈の中で類義語を参照しやすくなり、類義語と比較して語を理解したり使用したりすることが期待されます。こうしたソフトウェアが日常の授業に活用されることによって、子どもたちが語彙に関心をもち、語彙力を高めていけるようになってほしいと願っています。