自分らしく楽しく

今の時代に合った人財の育成が必要になっていますよね。

最近、「風の時代」という言葉を耳にするようになりました。これまでは「地の時代」で、お金や地位、家、車、宝飾品、ブランド品といった「目に見える形で豊かになること(物質的な豊かさ)」にエネルギーを注いでいた時代だったのに対して、「風の時代」は、自由や多様性、情報、柔軟性、自分の時間など、「目に見えないものの価値(精神的な豊かさ)」が高まり、自分らしく軽やかに生きていくことが重要となる時代が到来しているようです。このようなパラダイムシフトの中をどのように生きていくのか・・・。

そんなわけで、昭和的な思想でいろいろな教育をしていくことが難しくなってきたことを近年実感しています。コテコテの地の時代からやってきた私たち世代と、風の時代を今まさに生き抜いていく世代とのギャップを埋めるためには、そのあたりを理解していかないと壁にぶち当たってしまいます。いわゆる共通言語が見つからない状態に陥ってしまいます。

学校教育では、これからは一人ひとりの個性を伸ばす個別最適化の学びが必要だと叫ばれていますが、社会人も同様に、個別最適化のスキルアップが必要だと思います。私たちは日々多量な情報に埋もれそうになりながら、目まぐるしく移り変わる時代に振り落とされないようにと必死に生きています。そんな時代だからこそ、一人ひとりのライフスタイルや自身の想いに寄り添いながら、自分らしく生きていこうとする若者をサポートしていく必要があるのではないか・・・。

自論ですが、これからの社会人教育は、性別や過去の実績に捕らわれず、目の前にいるその人をしっかりと捉え、理解し、コミュニケーションをとり、寄り添いながら、前に進めていく必要性を感じています。
「軽やかに、楽しく、1歩ずつ歩みを進め、成長していく」ということを共有言語にもち、未来の人財の教育にかかわっていきたいと思います。

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