8月、長女に待望の男の子が生まれました。私にとって初めての孫となります。家族に新しい命が加わり、心からの喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。ところで、今どきのお産や産後の育児方法を目の当たりにして、私たちの時代とはずいぶん変わったものだと驚きました。
私が出産したころは、「産後の肥立ちを良くするためにはとにかく安静に」と言われ、産後2週間はほとんど寝たきり。その後も1か月くらいは歩くのも大変で、3時間おきの授乳と寝不足で人生初のボロボロ状態を経験しました。
それが令和の時代は、「ねばならない」に縛られない、「ラクチン」な考え方に変わっていて、すごく素敵だなと感じました。
長女は無痛分娩を予約していましたが、予定日の3日前に急きょ帝王切開に。会社で会議をしているときに「午後3時ごろに来てくれれば大丈夫だから」と連絡を受け、心の準備をしていたら、なんと午後2時には「生まれました!」とLINEが届いたのです。
病院に駆けつけると、母子ともに元気。そのスピード感に拍子抜けしてしまいました。私自身は病院で12時間も陣痛に耐え、夫や母に背中をさすってもらっていた経験があるので、「もう生まれちゃったんかーい」と思わず突っ込みたくなるほどでした(笑)。
さらに驚いたのは、育児に関する考え方の違いです。私のころは「母乳至上主義」で、とにかく母乳を与えることが大前提でした。しかし、今は母乳とミルクの混合も特に問題なく、搾乳して哺乳瓶から与えても大丈夫。母親の負担を少しでも減らす柔軟な考え方が広がっているのだと感心しました。お母さんが一人で育児を抱え込まず、ちょっとラクしながらみんなで子育てを分担し、子どもが健やかに育ってくれること、それに尽きますね。
夢を自由に描ける未来へ
一方で、教育に携わる者としては、変化の激しいVUCA社会の中で、子どもたちがどう生きていくのか、スマホやAIとどう付き合っていくのか、とても気になるところです。
当社でも、VUCA時代を視野に入れたアプリ群を提供(AIAIモンキー、デジタル生活ノート、虹色ボックス、Active Knowledge)していますが、様々な体験を重ねながら、AIと人間がうまく役割分担し、子供たちが未来に夢を描くことのできる世の中をつくっていきたいと考えています。
新しい命の誕生を通じて、次世代のために私自身、そしてアクティブブレインズとしてできることに改めて気づかされました。「この時代に生まれてよかった」と思える未来をつくるために、教育を通じて子どもたちの成長を支え続けていきたいと思います。