起業してから、気がつけば30年近くが経ちました。
振り返ってみると、私にはなかなかできなかったことがあります。
それは、「心に余白を持つこと」でした。
仕事も大切。
子育ても大切。
そして、自分自身のことも大切にしたい。
そう思いながらも、とにかく前だけを見て走り続けていました。
今思えば、心の余白はほとんどなかったように思います。
最近、仕事や育児に一生懸命向き合っている人を見ると、
「ああ、私もあんなふうに頑張っていたな」と懐かしく感じます。
そして、こんな言葉をかけたくなります。
「そんなに頑張らなくても大丈夫。」
「少し肩の力を抜いてみませんか。」
「まずは、深呼吸してみましょう。」
以前、プライベートヨガに通っていたとき、先生から何度も
「呼吸が早いですね。」
と言われました。
そのとき初めて、「呼吸まで慌ただしくなっていたんだ」と気づき、
思わず笑ってしまいました。
呼吸には、その人の心の状態が表れるのかもしれません。
最近、Kaula Designという新しい取り組みを始めたことで、
自然や人とのつながり、自分と向き合う時間が増えました。
その中で改めて感じたのは、「心の余白」は、ただ休むためのものではないということです。
余白があるからこそ、人の話をゆっくり聞くことができる。
余白があるからこそ、相手の立場を思いやることができる。
余白があるからこそ、「大丈夫?」と自然に声をかけられる。
つまり、心の余白は、人へのやさしさにつながっていくのだと思います。
私たちは日々、AIを活用しながら仕事をしています。
AIのおかげで仕事は驚くほど速くなり、便利になりました。
一方で、そのスピードに合わせるように、人も無意識のうちに忙しくなってしまいます。
だからこそ、私たちは効率だけを追い求めるのではなく、人間らしさも大切にしたい。
アクティブブレインズが目指しているWell-beingとは、
単に働きやすい環境をつくることではありません。
一人ひとりが心に余白を持ち、自分らしく働き、
その余白が周りへのやさしさへと広がっていくこと。
そんな会社でありたいと思っています。